遠隔操作のみで運行、機体に施すラッピング広告の効果も見極め
NTTコミュニケーションズは2月6日、東京都新宿区の西新宿エリアで、勤務者や居住者向けに遠隔操作型の自動配送ロボットを活用したフードデリバリーとラッピング広告のサービス検証を2月13日から3月5日まで実施すると発表した。
NTTコムが「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」の先端サービス実装分科会プロジェクトの一環として行う。
2022年に愛知県名古屋市の久屋大通で実施したフードデリバリーの実証実験を拡張し、期間中はNTTコムが手掛けるロボット運用管理システム「RobiCo」を生かして遠隔操作のみで配送ロボットを走行させる技術的検証、飲食店3店舗の協力を得たフードデリバリーサービスやラッピング広告の有効性検証などを予定している。
フードデリバリーはmenuが展開しているフードデリバリーサービスの枠組みを使い、検証に参加する飲食店が注文を受けた料理や飲み物を西新宿エリアに設定した3カ所の受け渡しエリアまで、配送ロボットが運搬する。
並行して、人が歩く速度と同程度で動く配送ロボットの側面・背面にSOMPO美術館のラッピングを施し、配送ロボットの広告媒体としての有効性を見極めることも想定している。
実施イメージ（NTTコミュニケーションズ提供）
（藤原秀行）
