エネルギーマネジメントシステムも試験導入
ヤマトホールディングス(HD)とアルフレッサホールディングスは12月23日、物流領域の温室効果ガス排出削減で連携すると発表した。
アルフレッサHD子会社のアルフレッサと医薬品物流のエーエル プラスが、ヤマトHDの子会社ヤマトオートワークスが提供する「EVライフサイクルサービス」を活用し、アルフレッサグループのCO2排出量削減を促進する。
まず12月18日、アルフレッサとエーエル プラスの5拠点にEV45台の導入を順次スタート。アルフレッサグループは同サービスの初めてのユーザーとなった。
アルフレッサが導入したEV(ヤマトHD提供)
両社は「EVライフサイクルサービス」を通じ、EVや太陽光発電設備、エネルギーマネジメントシステム(EMS)の採用など、アルフレッサグループのCO2排出量削減の目標達成に向け、協力して取り組む。
EMSは2024年度中にアルフレッサ府中事業所(東京)へ試験的に導入し、25年度以降は他拠点にも広げていく予定。
ヤマトグループからの再生可能エネルギーの供給は25年度末までにスタートすることを想定している。
アルフレッサが導入するEVは軽バンタイプの車両。以下のスケジュールで導入を広げていく予定。
・アルフレッサ 府中事業所:4台(東京都府中市西原町1丁目5-1)
・アルフレッサ 群馬物流センター:10台(群馬県高崎市小八木町309番地)
・アルフレッサ 京都医薬品センター:3台(京都府京都市伏見区中島北ノ口町25番地)
・エーエル プラス 府中営業所:12台(東京都府中市西原町1丁目5-1)
・エーエル プラス 京都事業所:16台(京都府京都市伏見区中島北ノ口町25番地)
2025年度以降は検証結果を踏まえ、導入台数や拠点数の拡大に加え、充電器や太陽光発電システムの導入など充電インフラ拡充なども視野に入れ、アルフレッサグループが目標としている2050年度CO2排出量ネットゼロの達成を目指す。
(藤原秀行)