災害時の救援活動に着目、事業展開支援
北國フィナンシャルホールディングスグループ(FHD)のベンチャーキャピタル、QRインベストメントは2月9日、ドローン物流などを手掛けるエアロネクストに出資したと発表した。具体的な金額は開示していない。
エアロネクストはセイノーホールディングス(HD)やKDDIスマートドローンと連携し、地方でドローンなどを活用し、物流ネットワークを維持することに取り組んでいる。併せて、能登半島地震では日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と組み、ドローンで孤立した集落へ医薬品を運ぶなど災害時の復旧活動にも協力している。
QRインベストメントは「日本のラストワンマイルの課題解決のみならず、災害時の救援のための手段としても重要なものであり、今後の物流業界に多大な影響を与えると考え、投資を実行した」と説明。今後もエアロネクストの事業展開を積極的にサポートする構え。
エアロネクストが飛ばしている物流専用ドローン(同社提供)
(藤原秀行)