みずほ銀行や大和証券G、KDDI、オリックス、日本郵政キャピタルなど出資、本田圭佑氏も参加
ドローン(小型無人機)やエアモビリティーの実用化・商用化に取り組むスタートアップ企業を支援する「Drone Fund2号(ドローンファンド、正式名称:千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合)」は5月7日、25社と個人投資家13人から計52億円の資金を調達したと発表した。
出資者にはみずほ銀行、大和証券グループ、マブチモーター創業家、KDDI、西部ガス、オリックス、GMOインターネット、日本郵政キャピタル、電通、小橋工業、セガサミーホールディングス、東京電力ベンチャーズ、ゼンリンなどが名を連ねている。元サッカー日本代表の本田圭佑氏も出資しているという。
同ファンドは2018年8月の発足後、これまでに新規で7社に投資済みで、先に発足したドローンファンド1号の実績を合わせると29社に上る。投資先の分野は農業やインフラ点検、物流など多岐にわたる。1号のファンドより運用資金を大幅に拡大することに成功した。
1号のファンドからはMistletoe Venture Partners、オークファン、DGインキュベーション、日本アジアグループ、キャナルベンチャーズ、FFGベンチャービジネスパートナーズ、リバネスなどが継続してサポートしている。
ファンド創業者の千葉功太郎代表パートナーは「法整備をはじめとして、農業や物流、インフラ点検などさまざまな分野で実証実験も多く実施され、今後はドローンを活用したビジネスへ展開するフェーズとなりつつある。Drone Fundでは有望なドローン企業への積極的な投資を行い、ドローン企業と投資家である大手企業のハブとなることでドローンビジネスの発展を促進していきたい」とのコメントを発表した。
(藤原秀行)