AMR導入、業務効率向上図る
パソコンの周辺機器などを取り扱うサンワサプライ(岡山市)は2月20日、千葉県四街道市で1月9日に東日本エリアをカバーする物流拠点「東日本物流センター」が稼働を開始したと発表した。
千葉県市川市にあった「東京物流センター」を新築移転し、設備を増強した。
時代や市場の変化に合わせて、新たな分野・カテゴリーの新製品を数多く投入していくに際し、従来の倉庫から大幅に規模を拡大、設備も増強した。在庫スペースの確保、より効率的な物流運営を実現するため、規模を拡大した新拠点に集約することで業務効率を上げ、今まで以上に迅速かつ円滑に製品を配送できるようにする。
新拠点の様子(プレスリリースより引用)
倉庫内では、ピッキング作業をアシストするAMR(自律走行搬送ロボット)を導入し、業務効率の最適化と作業者の負担軽減を後押しする。併せて、トラックの配車システムを採用、「2024年問題」の解決にも取り組む。
屋根にはソーラーパネルを搭載し太陽光発電を展開。物流センター運営に要する電力をサポートするのに加え、地球環境への負荷軽減などSDGsの実現も図る。
庫内には非常用発電機を備え、災害時にもBCPによるリスク対策として、蓄えた電力を非常用電源として活用できるようにしている。四街道市と提携し、災害発生時には避難施設として使用できるなど、近隣の防災拠点としても利用することが可能。
【新住所】
〒284-0041 千葉県四街道市上野348-1
(藤原秀行)