UAVによる点検サービス企業と連携、産業利用開拓
テラドローンは5月8日、アフリカのアンゴラでドローン(小型無人機)を活用した点検サービスを手掛けているオーシャン・アトランティック・インターナショナルと出資契約を締結したと発表した。併せて、オーシャン社と合弁で現地法人「テラドローンアンゴラ」を立ち上げた。
握手するテラドローンの塩川巧氏(中東アフリカ事業開発責任者)とノリバルド・アルメイダ氏(アンゴラ事業開発責任者)
オーシャン社は石油メジャーに対し、ドローンを使った石油・ガス採掘設備の安全点検を提供している。地下資源が豊富で今後も経済成長が見込める同国で、オーシャン社と連携し石油・ガスなど産業用ドローン市場の開拓を図る。出資額など詳細は開示していない。
テラドローンは「ドローンを使用した地形測量サービスや設備点検サービスの提供を通じて、現地の経済発展に貢献していく」と話している。
海洋掘削用の石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO、右)の点検を行う作業員
(いずれもテラドローンプレスリリースより引用)
(藤原秀行)