循環型物流機能「AC-PORT」のニーズ拡大へ事業基盤強化図る
衣料のシェアリングサービスを手掛けるエアークローゼットは2月29日、物流拠点を千葉県流山市で日本GLPが開発した施設「GLP ALFALINK流山6」に拡張移転すると発表した。
同社が運営している月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」の事業拡大と、循環型物流システム「AC-PORT」のニーズ拡大に対応するため、物流基盤の強化を図る。
賃借する面積は倉庫と事務所で2589坪に上り、2月29日付で賃貸借契約を結んだ。契約期間は2029年2月28日までの5年間。今年7月以降、関連する機能を順次移転させていく予定。
「GLP ALFALINK流山6」の外観
内部
カフェテリア(いずれもエアークローゼット提供)
「AC-PORT」は返却されたレンタル品の衣料をメンテナンスし、RFIDタグで管理、再出荷する一連の循環をより円滑に回すことに注力。自前のWMS(倉庫管理システム)を駆使した再出荷までのリードタイム短縮などを実現している。
「AC-PORT」は今後、他のEC事業者らに機能を提供する外販に注力する構えで、GLP ALFALINK流山6を使うことで倉庫・クリーニング・メンテナンス(修繕・染み抜き)機能を一体で運用できる高機能の物流拠点を構築。「AC-PORT」のアップデートを図る。
(藤原秀行)