丸和運輸機関、コールドチェーン生かし海外市場開拓へ

丸和運輸機関、コールドチェーン生かし海外市場開拓へ

新中計公表、先進的センター構築などにも挑戦

丸和運輸機関は5月8日、2019~21年度の3年間を対象とする新たな中期経営計画を公表した。

「3PL&プラットフォームカンパニー」を基礎理念に掲げ、人材確保・育成、先端技術の研究・活用、新たな市場開発の3点に傾注、持続的成長を図るとのシナリオを描いている。

具体的には、配送拠点拡充などによる独自のラストワンマイル配送網確立、低温食品物流事業の機能拡張、省人化・無人化を図った革新的な物流センターの構築などを打ち出した。さらに、コールドチェーンを活用した海外市場開拓にも挑むことを明示した。

このほか、協力運送会社を支援する仕組み「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」を活用し、人手不足下でも安定的な輸配送を維持できる体制を実現していく構えを見せた。

業績は最終の21年度(21年3月期)に連結売上高を18年度実績から51・9%増の1300億円、経常利益は65・4%増の100億円にそれぞれ引き上げることなどを目標に掲げている。


※写真は丸和運輸機関の決算説明資料より引用

(藤原秀行)

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