機能的なガバナンス体制構築など図る
SGホールディングス(HD)は3月1日、スリランカのコロンボ証券取引所に上場している子会社のSG HOLDINGS GLOBAL(SGG)が普通株式を82.4%保有するスリランカの物流企業EXPOLANKA HOLDINGS(エクスポランカ・ホールディングス)に関し、非上場化することを決めたと発表した。
エクスポランカは3月27日に臨時株主総会を開き、非上場化を正式に承認させたい考え。
エクスポランカはSGHDグループの国際事業の中核を担っている。SGHDが2014年にエクスポランカをグループ会社化して以降、継続的な事業成長を遂げてきた。
しかし、昨今の物流業界は大手競合他社を中心にM&Aや資本業務提携など、世界的に業界再編の動きが顕著になっていることも踏まえ、非上場化で国際事業の機動的なガバナンス体制構築やグループ間連携の強化など、企業価値向上に資する中長期的な戦略を実行する。
既にコロンボ証取には非上場化の意向を伝えている。
(藤原秀行)