5月ごろまでめどに取りまとめへ
成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は2月27日、千葉県トラック協会やフォワーダーら関係者と共同で「2024年問題対策協議会」(会長・宇野茂NAA執行役員営業部門貨物営業部長)の初会合を開催した。
トラックドライバー不足が深刻化し、「2024年問題」が目前に迫る中、同空港では以前から航空貨物の搬出入を担うトラックが長時間待機を迫られている課題を抱えているため、解決に向け具体策を協議する。同協議会は今年5月ごろまでをめどに、対策を取りまとめる予定。
成田空港では、飛行機が到着してから物流事業者が貨物を引き取るまでに数時間を要することが常態化している。トラックドライバー不足が顕在化する中、現状のままでは輸出入貨物の取り扱いに支障を来しかねないとして、NAAなどが中心となり対策を急ぐことにした。
(藤原秀行)