【地震】ブルーイノベーションなどが国内初、ドローンポートシステム活用した二次災害発生の自動監視システム実装

【地震】ブルーイノベーションなどが国内初、ドローンポートシステム活用した二次災害発生の自動監視システム実装

河川上流の土砂ダム決壊危険性を常時把握

この度の能登半島地震の影響により、被災された方々やご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げると共に、皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

ブルーイノベーションは3月12日、五光物流、VFRと連携し、石川県輪島市からの要請を受け、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の指揮の下、ドローンポート(専用離着陸設備)システムを活用した河川監視活動を実施したと発表した。

1月31日から2月6日にかけて、輪島市内を流れる牛尾川(鈴屋川支流)にできた土砂ダムの状況を、ブルーイノベーション開発のドローンポートシステム「BEPポート」を活用し、自動かつ定期的に離発着するドローンで撮影・監視。決壊の危険性有無を常時把握し、二次災害による被害を未然に防くことに努めた。

ブルーイノベーションによると、実災害現場でドローンポートシステムを社会実装したのは国内で初めてのケースという。

当時、現場は道路が寸断され、人が近づくのが困難な状況だった。輪島市からJUIDAに、ドローンによる二次災害予防のための巡回点検要請があり、JUIDA指揮の元、ブルーイノベーションが開発したBEPポートからドローンが自動で離発着し、牛尾川の上流往復約3kmを飛行。土砂ダムの状況を上空から定期的に監視を実施した。


道路寸断の状況

<鈴屋川の経時変化(同一地点)>

定点観測による撮影画像の比較から、河口閉塞による溜まり場の大きさに大きな変化がないことを確認することができたという。


2月2日


2月4日

使用した機材

ドローンポートシステム:BEPポート


ドローン:ACSL-PF2

協力

五光物流:ドローンポートシステムの輸送


VFR:ドローンポートシステムの設定

(藤原秀行)※いずれもブルーイノベーション提供

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