ジェイフロンティア、オンライン診療・服薬指導で新たに施設や企業向け日用品宅配サービス開始

ジェイフロンティア、オンライン診療・服薬指導で新たに施設や企業向け日用品宅配サービス開始

個人向けから範囲拡大、施設入居者や従業員の欲しい商品をまとめて注文可能

ジェイフロンティアは3月21日、オンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU(ソクヤク)」で新たに、施設や企業向けの日用品宅配サービス「SOKUYAKUデリバリープラス」の提供を始めると発表した。

同社は昨年6月、新型コロナウイルス禍における薬局の服薬指導・処方薬配送サービスの導入などで処方薬やそれ以外の医薬品、日用品・食品などの配達サービスへのニーズが高まっているのを考慮し、「SOKUYAKU」の処方薬配送網を活用して自宅にいながらドラッグストアなどで購入した商品を受け取ることが可能な「医薬品・日用品・食品デリバリーサービス」を開始した。

これまでは、個人向けの宅配サービスを展開してきたが、施設や企業向けにも範囲を広げることにした。

これまでにも介護施設・保育施設等の施設や企業で入居者や従業員が必要な日用品を、ドラッグストア・薬局から購入するケースがあり、担当者には日用品を購入に行く負担が発生していた。また、一部のドラッグストア・薬局は施設や企業の日用品需要に応える注文サービスの提供や対応を行っているが、施設入居者別の領収書・請求書発行など、会計処理が煩雑になり、ドラッグストア・薬局本部の業務負担が大きかった。

各施設や企業の需要に応えるとともに、購入担当者の業務工数や、ドラッグストア・薬局が抱える負担の軽減に貢献するのが狙い。

新サービスは「SOKUYAKU」法人アカウントを開設することで、各施設や企業が「SOKUYAKU」のWEBブラウザから商品を発注できるようになる。入居者別の領収書・請求書発行にも対応しており、購入後の経理処理もスムーズに行えるため、ドラッグストア・薬局の業務効率化にも貢献できると見込む。

購入者は、左上「現在の注文者」のプルダウンから注文者を切り替えて商品を選択。入居者や従業員ごとに異なる商品をまとめて注文できる。


注文画面イメージ(いずれもジェイフロンティア提供)

(藤原秀行)

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