ACSL、日本郵便と共同開発の物流専用ドローンで「レベル4」飛行可能な第一種型式認証取得目指す

ACSL、日本郵便と共同開発の物流専用ドローンで「レベル4」飛行可能な第一種型式認証取得目指す

兵庫・豊岡で配送試行に投入、4月以降早期に申請へ

ACSLは3月25日、日本郵便と共同開発した物流専用の新型ドローン(通称JP2)による補助者なし目視外飛行(レベル3.5)の配送試行(実際の荷物を搭載したテスト飛行)を兵庫県豊岡市で実施したと発表した。

これまで両社で取り組んできたドローンによる配送試行に投入してきた旧来機「PF2」に比べ、ペイロード(搭載可能な荷物の重量)と航続可能距離を大幅に拡大。荷物の搭載方法の簡便化など実際の物流オペレーションを考慮し、社会受容性を意識したデザインを重視しつつ、「レベル4」飛行(有人地帯上空での補助者なし目視外飛行)が可能な第一種型式認証の取得を想定した設計・仕様を採用している。

ACSLは4月以降の早期に、新型ドローンの第一種型式認証申請を目指すとともに、引き続き日本郵便によるドローン配送実用化を支援する考え。

日本郵便主催の配送試行の様子
実施場所:兵庫県豊岡市 出石郵便局集配エリア


物流専用の新型ドローン「JP2」


新型ドローンが荷物を自動で「置き配」する様子


兵庫県・斎藤元彦知事(右)に概要を説明するACSLの鷲谷聡之CEO(最高経営責任者)


(左から)日本郵便・五味儀裕執行役員、兵庫県・斎藤知事、豊岡市・関貫久仁郎市長、ACSL・鷲谷CEO

新・旧機体スペック比較表

(藤原秀行)※いずれもACSL提供

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