利用マニュアル動画やイベント案内、送迎バス時刻表も
大和ハウス工業は3月26日、自社で開発した「DPL」ブランドの物流施設に入居しているテナント企業と従業員向けに、施設の情報を集約したポータルサイト「DPL Portals （ポータルズ）」の運用を開始したと発表した。
3月25日に同社としては最大規模のマルチテナント型物流施設 「DPL流山Ⅳ」で先行導入。7月から全国の「DPL」 に順次導入する予定。
「DPLPortals」の画面イメージ（大和ハウス提供）
従来は入居テナント企業からの物流施設に関する問い合わせには個別で対応していたほか、各種申請は紙ベースで実施してきた。「DPLPortals」を使用することで、 パソコンやスマー トフォンから情報収集できるため、施設管理の効率化や迅速な対応が可能になると見込む。
従業員向けには物流施設の利用マニュアル動画やイベント情報を公開するほか、送迎バスの時刻表など現地に行かないと把握しづらい情報を容易に確認できるようサポートする。
今後は「DPL」の施設情報に加え、大和ハウスグループの情報も発信するほか、カフェテリアの混雑度検知や熱中症、インフルエンザ情報を見える化する倉庫環境監視IoTソリューションとも連携するなど、順次コンテンツを拡充する。
テナント企業同士の交流の場を設けるなど、 より便利に使ってもらえるようにすることも念頭に置いている。
「DPL Portals」一例イメージ
■施設利用情報
コンビニエンスストアの営業時間、カフェテリアのメニュー、送迎バスの時刻表、フロアマップ等
「施設利用情報」画面イメージ
■施設マニュアル動画
入居テナント向け案内（工事関係 結露対策・トラックバース管理予約システム等）、 施設で働く従業員向け案内（カフェテリア利用方法 ドライバー休憩所利用方法、保育施設利用方法、交通アクセス等）
「施設マニュアル動画」画面イメージ
■申請業務の集約
入居テナント企業からの変更工事申請、駐車場利用契約、セキュリティーカード作成申し込み等
「申請書」画面イメージ（いずれも大和ハウス提供）
（藤原秀行）
