「道路+鉄道+船舶+航空」の4領域で天候の影響予測、混乱リスクを一括表示

「道路+鉄道+船舶+航空」の4領域で天候の影響予測、混乱リスクを一括表示

ウェザーニューズが法人向け気象予測サービスで機能追加、通行止めや運休、欠航の可能性把握容易に

ウェザーニューズは4月4日、お天気アプリのビジネス拡張版「ウェザーニュース for business」で、物流・流通・小売事業者向けに「交通影響予測」の提供を同日スタートしたと発表した。

同社によれば、道路に加えて鉄道、船舶(港湾)、航空の4領域のリスクを発表し、ユーザーがまとめて把握できるサービスは初めてという。

雪、風、雨、波が交通インフラに及ぼす影響を予測し、道路の通行止めや鉄道の運休、船舶と航空の欠航が発生する可能性をそれぞれ5段階で予測、色分けして表示する。道路、鉄道、船舶、航空のリスクを1つの地図に重ね合わせたり、表形式で一覧表示したりすることが可能で、ユーザーはリスクが高まる時間帯を細かくチェックできる。

PC版と同じ情報をスマートフォンアプリからも確認できるため、関係者全員が同じ情報を見ながら最適な輸送手段やルートを判断、ドライバーの安全と安定輸送の確保につなげられると見込む。「2024年問題」でより迅速な輸送や庫内作業が求められている点も考慮している。


物流事業者向けに提供する「ウェザーニュース for business」のイメージ(左がスマホ版、右がPC版)
「交通影響予測」の凡例: 10%〜(灰色)、20%〜(黄色)、50%〜(赤色)、70%〜(紫色)


ウェザーニュースアプリで「交通影響予測」を表示


表形式でリスクの高い時間を細かく確認することが可能(イメージ図)

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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