国内初、トラックターミナル内で燃料電池商用車向け水素ステーション開設

国内初、トラックターミナル内で燃料電池商用車向け水素ステーション開設

岩谷産業とコスモエネルギーHD、東京・平和島で

岩谷産業とコスモエネルギーホールディングス(HD)は4月9日、コスモ石油マーケティングと岩谷産業の合弁会社、岩谷コスモ水素ステーションが4月8日に東京都内で「岩谷コスモ水素ステーション平和島」を開設したと発表した。

小型と、今後普及が見込まれる大型燃料電池トラック(FCトラック)へ短時間で充填が可能なステーションとしてオープンした。

日本自動車ターミナル株式会社が運営する「京浜トラックターミナル」内で営業しているコスモエネルギーグループ系列の「京浜トラックターミナル平和島SS」に併設。トラックターミナル内で水素ステーションを設置するのは国内で初めてという。

岩谷産業とコスモエネルギーHDは日本最大の貨物取扱量に上る京浜トラックターミナル内で水素ステーションを設けることで、FC商用車の国内実証の拠点としても重要な役割を担うと想定。今後も合弁会社を通じて、FC商用車向けの需要に対応した水素ステーション建設を検討する。

■岩谷コスモ水素ステーション平和島の概要
開所日:2024年4月8日
所在地:東京都大田区平和島二丁目
運営者:岩谷コスモ水素ステーション合同会社
運営委託先:株式会社キタセキ
敷地面積:約2,463㎡(給油スペース含む全体)
供給方式:液化水素貯蔵 オフサイト型
供給能力:60kg/h
※FC大型トラックにも短時間で充填が可能

(藤原秀行)

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