工場や倉庫の重量物搬送など想定、店舗・飲食店向けも
自動車部品大手のエクセディは4月25日、2024年後半にスマートロボット2機種をプレリリースすると発表した。
工場や倉庫を想定した「パワフルタイプ」、店舗や飲食店、教育現場などさまざまな場所で活躍できる「マルチタイプ」の2機種を展開する予定。初期費用を抑え、導入のハードルを下げる。
パワフルタイプ(左)とマルチタイプ
エクセディのスマートロボットプラットフォームは、クラウド上でロボットとアプリケーションを連携できる高い汎用性を備える。標準装備のエクセディアプリを使用すれば、ロボット制御ソフトやプログラミングの知識がなくてもロボットに指示を出せる。クラウド型のため外部システムとスムーズな連携が可能。
スマートロボットは自律走行・ルート走行・追従走行の各走行モードを備え、各走行モードとアプリケーションを組み合わせることで、より柔軟で拡張性のあるロボットの活用が可能になると見込んでいる。
エクセディ標準アプリの機能例
エクセディのスマートロボットは、これまで20社以上で実証実験を行い、有用性を確認。けん引可能なパワフルタイプは倉庫や製造現場で重量物の運搬などに活用することを想定している。サイネージを備え付けたマルチタイプは外部システムとの連携の容易性を活用し、小売店舗や商業施設でのコミュニケーション業務や案内などに投入することを計画している。
(藤原秀行)※いずれもエクセディ提供