容器の中間処理担当
SGホールディングスグループで大型家具家電の設置・輸送などを手掛けるSGムービングは4月26日、使用済みプラスチックの再資源化技術開発・実用化推進に取り組むアールプラスジャパンと東京都国立市、社会福祉法人国立市社会福祉協議会が締結した包括連携協定に基づく取り組みに協力企業として参加したと発表した。
この取り組みはアールプラスジャパンに資本参加している4社(ヤクルト本社、三友プラントサービス、Mizkan、リスパック)と協力企業がタッグを組み、業界横断で展開している。
くにたち福祉会館に設置された容器回収BOX
SGムービングはアールプラスジャパンが実施するプラスチック資源の自主回収に、リサイクルリユースの回収に加えて、再資源化へとつなぐ中間の対応を担う立場で参加。容器の中間処理を担当する。
3月16日にはヤクルト、Mizkan、リスパックが製造・販売した食品の使用済みの容器(乳酸菌飲料容器、納豆容器、弁当容器のふた)を、品質や量を調査、選別した上で、SGムービングの破砕機を用いて砕き、フレークに加工した。
回収したプラスチック容器の品質・量を調査し、アールプラスジャパンが開発中のリサイクル技術への適用を検討。将来のプラスチック資源循環確立を目指す。2025年2月までの期間中、回収方法などを改善しながら複数回、テストを実施し、回収するプラスチック容器の品質・量の向上を図る予定。
(藤原秀行)※いずれもSGムービング提供