【動画】パナソニック子会社ATOUN、腕の動き補助する「パワードウェア」公開

【動画】パナソニック子会社ATOUN、腕の動き補助する「パワードウェア」公開

既存タイプとつなげ重量物上げ下ろしサポート、20年度の実用化目指す

パナソニック子会社でロボット関連事業を手掛けるATOUN(アトウン、奈良市)は5月17日、東京都内で、新たに開発を進めている、重量物の持ち上げなどの作業時に腕の動きを補助する「パワードウェア」をメディアに公開した。

既に販売している、腰を支えるタイプのパワードウェア「モデルY」に取り付けることで、両腕に力を強く加えなくても荷物を持ち上げられるようになるという。同社は現時点で作業効率を最大で4割程度向上できるとの見通しを示した。

ATOUNの藤本弘道社長は記者会見で、新たなパワードウェアに関し、実用化は早ければ2020年度になるとの見通しを示した上で「特定の業界に絞らず、物流や工場、農業などさまざまな分野に提供できるようにしていきたい」との考えを示した。


ATOUNが公開した、腕の動きを補助する「パワードウェア」


腕を補助するパワードウェアは、手に装着するグローブの指先部分に取り付けたセンサーが、作業者が持った荷物の重さを感知。肩付近のモーターがグローブまでつながっているワイヤーを適度な力で引っ張ることで、上げ下ろし作業の負荷を大きく減らせる仕組みだ。大幅な軽量化にも成功した。

実証実験で20~30代の男女5人が高さ75センチメートルの机に20キログラムのビールケースを乗せたり下ろしたりしたところ、新たなタイプのパワードウェアを使うと、そうでない場合に比べて作業回数が2~3割増えたという。

「モデルY」は日本航空グループのJALグランドサービスが空港の業務に採用するなど、18年の発売から累計で400台を販売した。ATOUNは新たなタイプも早期に実用化し、物流などの現場の負荷軽減に一層貢献していきたい考えだ。

ATOUNはパナソニックのほか、三井物産も出資している。


会見で実用化の見通しなどを説明する藤本社長

(藤原秀行)

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