日立建機、「24年問題」対策でHacobuのトラック予約受付サービスを国内全製造拠点などに導入

日立建機、「24年問題」対策でHacobuのトラック予約受付サービスを国内全製造拠点などに導入

荷待ち30分以内短縮目指す、将来はドライバーの「受付レス」実現も

日立建機は5月28日、「2024年問題」対策の一環として、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」を、国内の全製造拠点を含む9拠点に導入することを決めたと発表した。

日立建機はサービス導入で物流業務の効率を改善し、調達パートナーや協力会社との連携を強化したい考え。

日立建機の国内拠点には部品の納入や製品の出荷のため、1日当たり計約1300台のトラックが出入りしている。運送事業者の負荷を軽減するためには構内の車両を整流化し、荷待ち時間を短縮することが不可欠。

MOVO Berthを活用し、特定時間における車両集中を回避して、工場で車両の荷待ち改善や物流業務の生産性向上につなげたい考え。日立建機はトラックの荷待ち時間を30分以内に短縮することを目指す。


MOVO Berthを操作し、入出荷状況を確認


MOVO Berth

将来は車両ナンバー認証システムを利用し、カメラで認識したナンバープレートの情報を基に対象車両の予約についてMOVO Berth上で入場処理を済ませ、ドライバーが受け付け業務をせずバースに入場できる「受付レス」を実現したい考え。

導入拠点
・土浦工場
・霞ヶ浦工場
・常陸那珂臨港工場
・常陸那珂工場
・龍ケ崎工場
・播州工場
・つくば部品センタ
・日立建機ティエラ
・日立建機ロジテック
※予定


6月からトラック予約受付サービスを導入予定のホイールローダ製造拠点 龍ケ崎工場

(藤原秀行)※いずれも日立建機とHacobu提供

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