輪島や珠洲で最大震度5強観測
気象庁などによると、6月3日午前6時31分ごろ、石川県の能登地方を震源とする強い地震があり、輪島市や珠洲市で最大震度5強、能登町で震度5弱を記録した。
震源の深さは10kmで、地震の強さを示すマグニチュード(M)は5.9と推測されている。この地震による津波の危険性はないという。
国土交通省によれば、6月3日午前の時点で、人的被害の情報は入っていない。高速道路も同日正午現在、通行止めの区間はない。ただ、建物の倒壊が複数発生しているもよう。
地震直後から能登自動車道ののと三井IC~穴水IC間で通行止めとなったが、路面や設備に大きな異常は見つからなかったため、現在は通行止めを解除している。
JR信越線やのと鉄道などの鉄道も一時運転を見合わせたが、同日中に再開した。
能登空港は震度5強を観測したが、特に被害の情報は国交省に入っておらず、午前8時に通常通り運用を始めた。
国交省によると、港湾や物流の関係では現時点で目立った被害の情報はないという。
(藤原秀行)