日本郵政グループ、3つのコア事業象徴する「チッチチ」を共通アイコンに設定

日本郵政グループ、3つのコア事業象徴する「チッチチ」を共通アイコンに設定

中計実現へコミュニケーション活動強化

日本郵政は6月26日、グループの中期経営計画「JP ビジョン2025+」の実現を、広報・宣伝活動の領域から後押しするとともに、日本郵政グループおよび郵便局への期待感を醸成していくことを目指し、7月にグループ横断で新しいコミュニケーション活動を始めると発表した。

日本郵政グループは2022年度からグループ共通のキャッチコピー「進化するぬくもり。」を掲げ、日本郵政、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険のグループ主要4社の広告表現を統一。グループの基盤となる郵便局を核とした一体的な広報・宣伝活動を展開してきた。統一感のある郵便局らしさを持ったイメージを訴求し、郵便局ブランドの価値向上に取り組んできた。

基本的にこの取り組みを継続し、グループ4社が一体となって郵便局のブランドイメージを高めていく方針を堅持。その上で、新しいコミュニケーション活用として、身近で何でも相談できる「リアル」の郵便局の価値はそのままに、各種アプリをはじめとした「デジタル」上の利便性も高め、顧客が「いつでもどこでも」郵便局のサービスを利用できるよう進化している日本郵政グループや郵便局への期待感を醸成。また、グループ各社の商品やサービスも積極的に訴求していく計画。

身近な存在であるがゆえに届きにくかった、顧客の郵便局に対するイメージを刷新していくことを念頭に置く。日々進化している商品やサービスのことを小さな驚きや発見とともに伝える語り部として、グループの3つのコア事業を象徴する3色の鳥、「チッチチ」を新たに共通のアイコンとして設定する。

チッチチは映像作家やイラストレーター、グラフィックデザイナーなど多方面で活躍するYKBX(ワイケービーエックス)氏がデザインを担当した。

このキャラクターの口癖は「チッチッチ」で、この口癖とともにグループの商品やサービスが日々進化していることを、ちょっとした驚きや発見とともに利用者に伝えていくという。広告から郵便局の店頭や顧客の接点まで、メディアを飛び越え、日本郵政グループを横断し、商品やサービスを届ける「目印」のように機能させていきたい考え。

新しいコミュニケーション活動のコンセプトムービーを日本郵政コーポレートサイトの「広告ギャラリー」ページで公開しており、期間は7月10日まで。

日本郵政が行う広告を7月中旬から開始し、その後は日本郵便、かんぽ生命保険も7月中にスタートさせる予定。その前段として、新しいコミュニケーション活動の内容に期待を持たれるような予告動画を日本郵政の公式SNS上で展開することを想定している。日本郵政が行う広告の詳細は7月10日に公開する。

(藤原秀行)※いずれも日本郵政提供

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