電車など鉄軌道の運転手免許、取得可能年齢を「20歳以上」→「18歳以上」に引き上げ

電車など鉄軌道の運転手免許、取得可能年齢を「20歳以上」→「18歳以上」に引き上げ

国交省が人手不足受け改正、免許証への性別記載削除なども

国土交通省は7月1日、電車など鉄軌道の動力車操縦者運転免許の受験資格などを定めた省令を同日付で改正したと発表した。

鉄道分野で人手不足が深刻化し、運転士が足りず運行本数減便に追い込まれるなど、経営環境が厳しさを増しているため、試験を受けるための条件を緩和するなどして人材を確保しやすくするのが狙い。併せて、社会環境の変化にも対応している。

具体的には、免許を取得できる年齢を旧来の20歳以上から18歳以上に引き下げたほか、運転免許証への性別の記載を削除。受験申請時に、書類に地方運輸局長の氏名記入を不要にして、手間を減らした。

併せて、身体検査の基準の中で視機能に関し、「両眼視機能」「視野」「色覚」はこれまでの「正常であること」から「動力車の操縦に支障を及ぼすと認められる異常がないこと」に変更した。

(藤原秀行)

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