PALTAC、埼玉で今秋稼働の大型拠点はケースピックロボ処理能力17%向上へ

PALTAC、埼玉で今秋稼働の大型拠点はケースピックロボ処理能力17%向上へ

19年11月稼働予定、栃木と大阪でもセンター用地取得を計画

PALTACは5月17日、2019年3月期の決算説明会資料を開示した。

この中で、18~20年度を対象とする現行の中期経営計画に関連し、埼玉県杉戸町で建設中の新拠点「RDC埼玉」で挑む物流現場改革の概要を説明。ケースピッキングロボットの処理能力を既存施設から17%高めるなど、機械化を徹底的に追及して生産性を高め、人手不足下でも持続的な事業の成長実現を目指す方針をあらためて強調した。

併せて、今期(20年3月期)に栃木県と大阪府でそれぞれ物流センター用地を取得する計画を明らかにした。トータルで33億円を充てる見込み。

RDC埼玉は230億円を投じ、19年11月に稼働させる予定。出荷能力は年間1200億円と同社最大規模の物流拠点になる見通しだ。

新たに構築を目指している物流モデルとして、既に開示している通り、ピースピッキングの自動化を図る。米ロボット開発のライドハンド・ロボティクス(RHR)が手掛ける最新システム「ライトピック」を採用。独自のグリッパ(手)を駆使し、多様な形状の商品を高速かつ確実につかみ、置けるようにする。

併せて、ケースピッキングロボットはベンチャーのKyoto Robotics(KRC、滋賀県草津市)と組み、AI(人工知能)を生かした先進機種を導入。1時間当たりの出荷能力を既存センターから17%アップの1台当たり700ケースまで高めることを視野に入れている。

導入するピッキングロボットは個々の商品の形状や重量などを自動的に測定、システムに登録するため、商品の情報や把持の方法などを作業開始前にマスター登録していた過程を省略できる見通しだ。

PALTACはこうした機械化・省人化の施策について「常時2万種以上の商品を取り扱う当社物流との親和性が高い」と自信を見せている。

RDC埼玉の稼働で19年度に取得税など初期費用9・9億円を販管費に計上する方向。

(藤原秀行)


「RDC埼玉」に導入予定のKRC製ケースピッキングロボット(KRCプレスリリースより引用)

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