輸入業務改善で貿易DX支援、高精度の専用モデルを手軽に利用可能
シナモンは8月9日、独自の高精度AI-OCR(光学式文字読み取り技術)と生成AIを組み合わせ、定型・非定型のいずれの帳票の文字も自動で読み取りデータ化するシステム「Flax Scanner HUB(フラックス・スキャナー・ハブ)」に関し、新たに貿易書類の専用AI-OCRモデルを手軽に利用できる「貿易書類Starterプラン」を新設、同日に販売を開始したと発表した。
輸入関連の業務などを効率化し、貿易領域のDX促進を後押ししていきたい考え。
初期費用は20万円、月額利用料は3.5万円から導入可能と設定。高い技術力が必要な特徴量学習型で開発した高精度AI-OCR汎用モデル「Commercial Invoice汎用モデル」、「Bill of Lading汎用モデル」、「Packing List汎用モデル」のほか、帳票自体をAIが自動分類する「貿易書類汎用帳票分類モデル」を使える。
併せて、「Flax Scanner HUB」に標準搭載している、生成AI抽出型を利用することで、「Commercial Invoice」、「Bill of Lading」、「Packing List」以外の貿易書類、「Arrival Notice」「Shipping Instruction」や各種証明書などもノーコードで自由にモデル開発・読み取りすることが可能。
「貿易書類Starterプラン」はマルチテナント環境で3カ月の利用から導入できる。月間利用ページ数の上限は500ページ、ページ単価は70円(いずれも税別)。
Flax Scanner HUB 「貿易書類Starterプラン」
利用上限(ページ単価) |
初期費用 |
月額 |
契約期間 |
月500ページ(70円) |
200,000円 |
35,000円 |
3か月~ |
※価格はいずれも税抜
※提供環境:マルチテナント
「貿易書類Basicプラン(マルチテナント)」
利用上限(ページ単価) |
初期費用 |
月額 |
契約期間 |
月12,000ページ(60円) |
500,000円 |
720,000円 |
1年契約 |
月24,000ページ(55円) |
500,000円 |
1,320,000円 |
1年契約 |
月36,000ページ(50円) |
500,000円 |
1,800,000円 |
1年契約 |
月60,000ページ(40円) |
500,000円 |
2,400,000円 |
1年契約 |
※価格はいずれも税抜
※提供環境:マルチテナント
※「貿易書類Starterプラン」から移行の場合、初期費用30万円で対応
※Basicプランはシングルテナントでの提供も可能(別途費用が必要)
(藤原秀行)