西日本エリアの事業基盤強化など図る
段ボール大手のトーモクは4月26日、グループで物流事業を手掛けるトーウン(さいたま市)が、東京の物流会社、宝樹(東京都港区芝公園)から運送事業を担っている子会社3社を7月1日付で取得すると発表した。
買収するのは宝樹運輸(和歌山市)、関西宝樹運輸(大阪府富田林市)、関東宝樹運輸(川崎市)。3社とも全株式を取得、完全子会社化する。株式取得額は開示していない。
グループの運輸倉庫事業拡大と収益安定を図るため、宅配輸送に強みを持つ3社を傘下に収め、西日本エリアの事業基盤強化にもつなげたい考え。
3社の車両台数は合計で295台、従業員数は230人。2020年3月期の売上高はトータルで約45億円に達している。
(藤原秀行)