日本郵便発表、配達しきれずと説明
日本郵便近畿支社は8月28日、大阪市内の西成郵便局に勤めている10代の男性社員が、計2827点の郵便物とゆうメールを配達せず、捨てていたと発表した。
同社によると、男性社員は今年6月中旬ごろから7月29日までの約1カ月半にわたり、自分が配達すべき郵便物やゆうメールを、配達担当エリア内の複数箇所に放棄していた。
7月31日、同郵便局の近隣に住む人から「マンションと一軒家の間に郵便物の束が置かれている」との連絡があり、社内調査を行った結果、不正行為が判明したという。
同社は大阪府警に郵便法違反の疑いで被害届を出し、府警が捜査している。
同社などによると、男性社員は配達しきれなかったとの趣旨の説明をしているという。現在、男性社員は郵便局業務から外れている。
同社は「今回の事態を真摯に受け止め、社員指導を徹底する」とのコメントを発表、謝罪した。
(藤原秀行)