国交省、モーダルシフト促進へ内航コンテナ船積載率実績を初公表

国交省、モーダルシフト促進へ内航コンテナ船積載率実績を初公表

今年4~6月、22ルート対象

国土交通省は8月28日、トラックから船舶へのモーダルシフト促進のため、今年4~6月の中・長距離フェリーとRORO船の積載率動向を公表した。

国交省は四半期ごとに実績を調査、公表している。今回、初めて内航コンテナ船の実績を取りまとめた。

内航コンテナ船は東東北~北海道から北九州~南九州まで22ルートを対象に調査した結果を発表。上りルートは「10~15%」から「75~80%」の間、下りルートは「10~15%」から「65~70%」の間でそれぞれ分布している。

現状では、ほぼ満杯のルートは見られず、一定程度の余裕があることがうかがえるが、今後も定期的にデータを分析することが求められそうだ。

中・長距離フェリーは、12ルートのうち上り、下りとも阪神~北九州の80~85%が最も高かった。

RORO船は18ルートに関し、上りは京浜~東東北で95~100%、下りは京浜~東東北や中京~北九州で95~100%とほぼ満杯の状態だった。

(藤原秀行)

調査結果はコチラから(国交省公式サイト)

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