大和ハウス開発の施設を1棟借り、既存比で供給量2倍を想定
イオングループで生鮮食品などのEC宅配サービス「グリーンビーンズ」を手掛けるイオンネクストは8月30日、埼玉県宮代町で最先端技術を導入する新たな物流拠点の顧客フルフィルメントセンター(CFC)「久喜宮代CFC」を新設すると発表した。
地上3階建て、延床面積は5万8517㎡を計画しており、2027年度の開業を目指している。
大和ハウス工業が開発、3温度帯の設備を導入する物流施設「DPL久喜宮代Ⅱ」を1棟借りする。
「久喜宮代CFC」はグリーンビーンズ用物流拠点の第1号「誉田CFC」(千葉市緑区)の約2倍の供給能力を備え、効率的かつ迅速なオペレーション、正確な商品ピッキングと配送を実現する計画。
東北自動車道の久喜ICまで約5km、首都圏中央連絡自動車道の幸手ICまで約8kmのエリアに位置。東京都心部まで約60分(約50㎞)と交通利便性が高い立地となっている。
「久喜宮代CFC」の開業により、第1号の誉田CFC、第2号の「八王子CFC」(東京都八王子市)と合わせた3カ所で、1都3県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)の主要エリア最大約1500万世帯への配送をカバーできる見込み。
「久喜宮代CFC」の建物概要
所在地:埼玉県南埼玉郡宮代町和戸横町2丁目1番、2番
敷地面積:87,051.06㎡(26,332.94坪)
建築面積:36,824.42㎡(11,139.38坪)
延床面積:58,517.98㎡(17,701.68坪)
構造規模:鉄骨造、地上3階建て
着工日:2024年9月2日
開業予定:2027年度
上空からのイメージパース
正面出入口のイメージパース
「久喜宮代CFC」位置図
(藤原秀行)※いずれもイオンネクスト提供