11月本稼働開始予定、事前に引き取り時間予約可能
関西国際空港を運営している関西エアポートは8月30日、同空港の航空貨物の取り扱いに、輸入貨物引き取り時の運送トラックのマネジメントシステム「KIX Cargo Cloud(キックス カーゴ クラウド)」を導入すると発表した。
KIX Cargo Cloudは事前に引き取り予定の貨物・車両などの情報を関係者間でシェアすることで、貨物の引き取り時間を事前に予約。空港での待ち時間を最小にし、貨物地区全体の業務効率化を図るとともに、空港として「2024年問題」に対応する。
これまで行っていた紙のDelivery Order(荷渡し指図書)の対面でのやり取りがなくなることで、ペーパーレス化と授受に伴う人員の省力化も実現できると見込む。
同システムは、輸入貨物を取り扱うハンドリング会社、貨物取扱事業者、運送会社などが対象で、10月23日に試験運用を開始し、11月20日に本稼働をスタートする予定。
KIX Cargo Cloudの目的(関西エアポート提供)
(藤原秀行)