取扱物量増加に対応、7058棚格納
センコーグループホールディングス傘下で低温物流を手掛けるランテックは9月3日、神奈川県伊勢原市の「湘南支店」を増築したと発表した。
同支店は2005年に地上2階建て、延床面積1万2767㎡の冷凍・冷蔵倉庫として営業を開始。取扱物量の増加に対応するため、同じ敷地内に1万6956㎡の自動倉庫を新たに増築した。
(プレスリリースより引用)
1階部分を荷さばき場と仮置庫、2階部分から上を自動倉庫とし、保管量と荷さばきスペースを確保するとともに、既存棟の27台接車可能なトラックバース(全てドックシェルター)に加え、17台分のトラックバースを設備、計44台分のトラックバースで保管商品が外気温に触れることなく荷さばきできるようにしている。
自動倉庫は7058棚を有し、垂直搬送機4基で1階荷さばき場のピッキングステーションとの間のスムーズな入出庫が可能。
冷却設備に省エネ型の自然冷媒冷凍機を採用。屋根上には容量719kwの太陽光発電設備を設置、生み出した電力を自家消費することにより、CO2排出量削減と地球温暖化対策を促進する。
BCPとして、420kVAの非常用発電設備を取り入れ、停電時でも商品を劣化させず荷受け・仮置きできるようにしている。
湘南支店増築工事の概要
所 在 地:神奈川県伊勢原市歌川1丁目2-1
建物構造:鉄骨造 倉庫2階層
敷地面積:28,405㎡(8,593坪)
延床面積:16,956㎡(5,129坪)※増築のみ
設 備:垂直搬送機4基、省エネ型自然冷媒冷凍機、デシカント空調設備、
太陽光発電設備 719kw、
非常用発電設備 420kVA、自家用給油設備、整備工場
(藤原秀行)