収益伸びず特損458億円計上、今後は店舗からの配送継続
セブン&アイ・ホールディングスは10月10日、傘下のイトーヨーカ堂がインターネットスーパーから撤退すると発表した。
2025年2月末でサービスを停止する。撤退に伴い、セブン&アイは24年8月中間連結決算で関連事業の特別損失458億7700万円を計上した。
イトーヨーカ堂は23年8月、横浜市でネットスーパー専用の大型物流センターを稼働させ、事業拡大を狙ったが、収益は計画を下回っていた。
今後は店舗を軸とした商品配送サービスに軸足を移す。今年1月にイトーヨーカ堂が配送サービスを担うスタートアップのOniGO(オニゴー)と組んで展開している即時宅配サービスは継続するとみられる。
(藤原秀行)