T2や三井倉庫ロジと連携、27年の運用開始目指す
パナソニックグループで物流中核機能を持つパナソニック オペレーショナルエクセレンス（大阪府門真市、PEX）、特定条件下で完全な自動運転を実現する「レベル４」自動運転トラックの開発を進めるT2、同社に出資し自動運転トラックの輸送オペレーション構築を進める三井倉庫ロジスティクスの3社は10月24日、レベル4自動運転トラックを活用する上で最も効果的な輸送オペレーションの構築を検討するため、先行してレベル2（ドライバーが乗った状態での操作自動化）の自動運転トラックを使用した実証実験を関東～関西間で始めると発表した。
期間は2025年1～6月の半年間で、新東名高速道路（沼津～豊田間）や伊勢湾岸自動車道および新名神高速道路を追加した区間（沼津～草津間）を自動運転走行することを軸に、レベル2自動運転の実証実験に踏み切る。パナソニックグループの貨物を実際に積載した状態で自動運転走行を行う予定。
3社は2027年の運用開始に向け、レベル4自動運転トラックを活用した幹線輸送の実現を目指す。
T2のトラック車両（3社提供）
（藤原秀行）
