食品領域の需要獲得目指す
三井物産は10月25日、外食事業者向けの物流事業をグローバル展開している米国のThe HAVI Groupから、傘下の日本の事業会社HAVIサプライチェーン・ソリューションズ・ジャパンと、台湾の事業会社2社の計3社について、全株式を取得、買収すると発表した。
規制当局の審査などを経て、2025年3月期中に手続きを完了することを目指す。3社合計の買収額は開示していないが、関係筋によれば数百億円規模とみられる。
三井物産は日本と台湾でこれまでにもHAVIグループと取引関係にある。HAVIはマクドナルドなどの物流を手掛けている。
3社を取得することで、HAVIの物流基盤と三井物産が有する中間流通機能、国内外で展開する物流センター事業、国内外のネットワークを組み合わせ、国内外で食品領域の物流需要を着実に捉えていきたい考えだ。
HAVIグループのトラック(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)