食べチョクが“自分好みの定期便”可能なネットスーパー型食材サブスクサービス開始、初めて自社で物流拠点開設

食べチョクが“自分好みの定期便”可能なネットスーパー型食材サブスクサービス開始、初めて自社で物流拠点開設

週1回配達、旬のものを取りそろえるなど対応可能

産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは11月7日、自分だけの定期便を作ることができるインターネットスーパー型の食材サブスクリプションサービス「食べチョク ドットミィ」を同日、開始したと発表した。

同社としては創業以来初めて、物流拠点を持ち、生産者の販路開拓を強化する。

「食べチョク」は生産者が消費者に産地から直送する“産直型モデル”を展開。生産者が作っている品目によっては、生産者にとって有効な販路となりにくいケースがあり、例えば白菜のような大きな食材は、消費者が食べるペースを考えると、個人向けに1回分の送料で販売できる個数に限りが出てしまうことが課題だった。

消費者も注文ごとに送料が発生するなど、複数の食材を楽しみづらいケースがあった。

そこで、買い物に行くのが大変な人や、オンラインで食材の良し悪しを吟味する時間がないような共働き世帯・子育て世帯などのタイパ(タイムパフォーマンス)を求める忙しい層にも国産食材を楽しんでもらうことを企図。消費者の生活様式に合わせて産直型以外の販売手段を増やし、消費者に届く経路を多様化することにした。

今回のサブスクサービスは、生産者から直接仕入れた新鮮食材を物流拠点に集め、消費者が1週間に必要な分量に小分けにして発送するビジネスモデルを採用。厳選したこだわりの生産者の産直食材を1箱にまとめて届けられるようになると見込む。

いつもの食材に加え、旬の時期に希望する旬の食材を届けたり、味覚の好みに合わせた品種を配達したりできる。

配達頻度は週1回で、配達エリアは関東・中部・北陸・東北・関西の一部と設定。野菜・果物・穀物・卵・スイーツを取り扱う。

今後は利用状況を見ながら配達エリアや取り扱う品目を順次拡充していく予定。拠点や生産者も増やすことを想定している。


安曇野ファミリー農産


とんぼ農園


兵庫県淡路島産玉ねぎ(ケンちゃんファーム / 兵庫県 南あわじ市)


シナノスイート(安曇野ファミリー農産 / 長野県安曇野市)


ほうれん草(とんぼ農園 / 佐賀県 神埼市脊振町)


猿島茶そば(松田製茶 / 茨城県 結城郡八千代町)

(藤原秀行)※いずれもビビッドガーデン提供

物流施設/不動産カテゴリの最新記事