入居者の利便性向上と再配達削減に貢献
ライナフと旭化成ホームズは11月29日、旭化成グループで住宅事業を手掛ける旭化成不動産レジデンスが、ライナフの「スマート置き配」を旭化成ホームズの賃貸管理物件に導入したと発表した。
12月末までにオートロック付きの賃貸マンション900棟(1万3000戸)で導入を予定しており、今後も拡大していく方針。
旭化成ホームズはスマート置き配を提供することにより、入居者の利便性向上に加え、再配達削減による物流の持続可能性向上も支えていきたい考え。
近年のEC市場の成長に伴い、賃貸物件に届く荷物の数は伸びており、宅配ボックスだけでは受け取りが難しくなってきているため、旭化成ホームズは置き配など受け取り方法の選択肢を増やすことで、賃貸マンション内で発生する再配達の削減につなげる。
同時に、重量のある荷物の玄関前受け取りを可能にするなど、利便性向上も実現していくことを目指す。
スマート置き配は旭化成ホームズ管理物件のオートロックマンション(1棟10戸以上)が対象。ライナフの施工エリア拡大と合わせ、順次取り入れていく予定。
スマート置き配は、スマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を用いてオートロック付きマンションの共用エントランスの鍵をデジタル化することで、認証された配達員がオートロックを解錠できるようにして、受け取り手があらかじめ指定した場所に配達員が荷物を届けている。
スマート置き配システム概要(ライナフ提供)
(藤原秀行)