運転免許証や車検などもカバー
業務委託料前払いサービスを手掛けるMIRAIS Tech(ミライズテック、横浜市)は12月3日、軽貨物運送事業者が軽貨物ドライバーや車両、運転免許証や車検などの資格に関する情報を一元管理するためのシステム「KURUMAN」(クルマン)を新たにリリースしたと発表した。
煩雑な資格や車両の情報管理に要する業務負担を大幅に軽減し、メール通知機能を活用した資格更新の促進と徹底を図るなど、「KURUMAN」を介して軽貨物運送業界の情報管理業務効率化と水準向上を後押ししたい考え。
KURUMAN内に各種資格情報を登録することで、ドライバーと管理者に対して資格期限の到来と更新依頼の案内を、メールで自動的に通知、対応漏れを回避する。
軽貨物運送業界では新規参入する事業者をはじめ、軽貨物運送事業者の多くが零細企業のため、管理者が配送現場へ自ら赴き配送業務を行うことも珍しくなく、資格やドライバーの情報を管理するための業務に時間を割くことが難しいケースが多い。
さらに、情報管理を紙やExcelで行っている事業者もいまだ多く、ミスや漏れが発生する可能性が高い。
こうした状況を踏まえ、同社はKURUMANを提供し、ドライバーや車両などの経営資源の管理を適正化し、健全な事業運営を行える軽貨物運送事業者を増やしていくことを目指す。
(藤原秀行)※いずれもMIRAIS Tech提供