JIFFA・渡邊新会長「足元のマーケットはASEAN向けが堅調」

JIFFA・渡邊新会長「足元のマーケットはASEAN向けが堅調」

米中問題など踏まえ会員企業のサポートに全力尽くす考え表明

国際フレイトフォワーダーズ協会(JIFFA)は6月13日、東京都内で開催した第8回通常総会後に記者会見し、新会長に日新の渡邊淳一郎取締役専務執行役員、副会長に日本通運の杉山千尋執行役員と三菱倉庫の西川浩司常務取締役がそれぞれ就任したと発表した。これまで会長職は日通の経営幹部が代々務めており、日通以外の企業から選出されたのは初めて。

渡邊会長は6月1日時点の正会員数が497社、賛助会員は14社・10団体と年々増加していることについて「荷主企業のビジネスがよりグローバルに発展しているのが一番の要因ではないか。これに伴いフレイトフォワーダーのビジネスも裾野が広がっている」と分析。その上で「当協会に加入することでJIFFA B/Lが使えるだけでなく、いずれは運送事業者のライセンスも取得できる使い勝手の良い組織」とメリットを強調し、引き続き幅広い企業の参加に期待を寄せた。

併せて発表した今年度の事業計画は最重点分野である教育・研修活動のほか、海外物流事情調査、JIFFA運送関連書類などの普及を基軸にさらなる質の向上を図る方針。昨年度に東京・名古屋・大阪で実施した「JIFFA運送約款基礎講座」を継続する一方、地方会員企業の負担軽減に向けてeラーニングの導入も検討していく。

渡邊会長は足元のマーケットに関しては「米中貿易摩擦など国際情勢は難しい状況にあるが、今のところ日本発の物量はあまり落ちていない。肌感覚では中国向けが若干減ったとしても日本からASEAN(東南アジア諸国連合)は増えている」との見方を示した。

会長職としての抱負と協会運営の考えを問われたのに対し「まずは会員のビジネスがシュリンクしないことを切に願っている。そのためにJIFFAはいろいろな意味で会員のビジネスを今まで以上に支えていく立場にある」と述べ、会員ならびにフレイトフォワーダーの発展を全力でサポートする姿勢を明確にした。

(鳥羽俊一)

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