伊藤園、静岡からの製品輸送中継機能を備えた工場を神戸に新設

伊藤園、静岡からの製品輸送中継機能を備えた工場を神戸に新設

麦茶原料の焙煎担う、物流体制強化

伊藤園は12月9日、神戸市の「伊藤園 神戸第二工場」内に新工場を新設したと発表した。

グループの伊藤園産業(静岡県牧之原市)が麦茶原料の焙煎を行うとともに、関西流通の中継拠点機能を持つ工場として運営する。


(プレスリリースより引用)

伊藤園産業は牧之原市で「お~いお茶」をはじめとするティーバッグ製品の製造と麦茶製品の原料焙煎を展開している。麦茶製品の需要増加を受け、新工場を設けて供給体制を強化する。

同工場で焙煎した麦茶原料は、隣接する伊藤園関西茶業(神戸市)で製品化する。

また、本工場では持続可能な物流体制の維持や構築に向け、伊藤園の静岡相良工場(静岡県牧之原市)で生産した製品を関西に運ぶ際の中継地、および隣接する伊藤園関西茶業の入出庫倉庫としても機能し、関西エリアの物流体制を強化する。

昨今、夏季の猛暑の影響に加えて水分補給への意識の高まりやマイボトルを持参する人の増加といった需要の高まりにより、伊藤園の麦茶リーフ製品の年間売り上げは5年前に比べ2桁伸長しているという。

「伊藤園 神戸第二工場」概要
住所:兵庫県神戸市西区見津が丘5丁目3番4
敷地面積:16,336.29㎡
建屋面積:建築面積7,569.35㎡、延床面積7,721.25㎡
建物概要:麦焙煎工場・倉庫(地上1階建)

(藤原秀行)

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