【新型ウイルス】WebKITの求車登録件数、11月も2割減で不振続く

【新型ウイルス】WebKITの求車登録件数、11月も2割減で不振続く

18カ月連続2桁の落ち込み

全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会が12月2日公表した求荷求車情報ネットワーク「WebKIT」の稼働状況によると、11月末時点の荷物情報(求車登録)件数は前年同月比24・2%減の9万5442だった。

10月の減少幅(47・4%)よりは縮小したものの、2019年5月以来、19カ月続けて前年水準を下回った。2桁の減少幅を記録したのは19年6月から18カ月連続に達した。

19年は豪雨で鉄道貨物輸送がストップしたために件数が急増した18年からの反動が件数減少の主因。20年に入っての件数激減は新型コロナウイルスの感染拡大による国内外の経済情勢悪化が重しとなっている。経済活動の再開に伴い、景気動向に改善の兆しが見られるものの、荷物の動きについては依然厳しい状況が浮き彫りとなった。

11月の求車成約件数も3・6%減の2万4101で、マイナス圏内の動きが続いている。

11月の成約運賃指数(10年4月=100)は117で、前月からは2ポイント上昇したものの、前年同月からは12ポイント低下した。指数が下がるのは前年同月比で15カ月連続。

(藤原秀行)

調査結果はコチラから(全日本トラック協会ウェブサイト)

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