宅配ボックス不足の問題解決図る
ライナフは12月12日、東京都世田谷区を地盤に不動産売買などを手掛けるリビングライフ(東京都世田谷区等々力)が分譲し、同じグループのリビングコミュニティ(同)が管理しているリノベーションマンション「リリファシリーズ」(分譲実績23棟)が、ライナフの「スマート置き配」を導入すると発表した。
第1弾として、2024年12月竣工予定の「リリファ湘南野比」(神奈川県横須賀市、総戸数60戸、分譲中)が採用。今後は新規案件や既存物件への展開も予定している。
リリファシリーズは、共用部も含めたリノベーションにより、価値を高めた1棟丸ごとリノベーションマンションとして販売している。
EC市場の成長により宅配ボックスの需要が増加する一方、設置コストやスペースの制約から十分な数を確保できない課題があったため、「スマート置き配」の活用で一部荷物の置き配対応を実現し、宅配ボックスの不足問題を解決するとともに、入居者の利便性向上、再配達の削減とCO2排出量抑制につなげていきたい考え。
「スマート置き配」は、スマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を利用してオートロック付きマンションの共用エントランスの鍵をデジタル化することで、認証を得た配達員がオートロックを解錠できるようになり、受け取り側があらかじめ指定した場所に配達員が荷物を届ける。全国で1万3000棟のオートロック付きマンションが導入している。
(ライナフ提供)
(藤原秀行)