16年連続前年割れ、昨秋の料金値上げなど影響か
日本郵便は1月1日、2025年の元日に配達する年賀郵便物(速報値、封書含む)が全国で4億9052万通に上ったと発表した。
24年の7億4322万通と比べると34.0%と大幅に減少した。
eメールやSNSの普及に加え、昨年10月に郵便料金を大幅に値上げしたことが響いたとみられる。
元日の年賀郵便物配達数は2010年から16年連続で前年実績を割り込んだ。最近のピークの09年(20億8882万通)から7割強減少した。
22年の10億2978万通から3年間で半減しており、25年の減少幅はここ10年で最も大きくなった。
(藤原秀行)