赤字続き、人員圧縮し収益改善図る
ユーグレナは1月8日、希望退職者を50人程度募集すると発表した。2023年12月末時点で約240人に上る従業員の約5分の1に相当する。
同社はミドリムシを使った健康食品や化粧品の製造・販売、バイオ燃料の開発に注力しているが、
2018年9月期から6年連続で経常赤字(決算期変更で21年12月期は15カ月決算)となるなど、赤字体質から脱却できていない。
売上高の半分以上が21年に買収した青汁販売のキューサイが占めており、不採算領域からの撤退や縮小と併せて人員を圧縮し、健康食品や化粧品、バイオ燃料を伸ばして収益の改善を図りたい考え。
募集期間は2月3~28日で、キューサイなどの子会社は対象外。特別退職金を支給するほか、再就職も支援する。
ユーグレナは希望退職募集に伴い、特別退職金などに約2億5000万円を投じると見込んでいる。
(藤原秀行)