主にFAXや電話・メールを利用していた県下の支部間や2,000社以上の法人会員との連絡業務などを一元管理し業務効率の向上を目指します。
一般社団法人 兵庫県トラック協会(所在地:神戸市灘区、会長:木南 一志、以下:兵ト協)とシナジーマーケティング株式会社(所在地:大阪市北区、代表:奥平 博史、以下:シナジーマーケティング)は、2024年10月1日、シナジーマーケティングが提供するクラウド型CRM※1システム「Synergy!(シナジー)」の導入に関する業務提携を行いました。これにより、兵ト協は、2,000社以上の正規法人会員との各種連絡業務の効率化を目的として、2025年1月からSynergy!の運用を開始しました。
Synergy!導入について
兵ト協は、2024年12月末現在、2,120社の会員企業を擁し、貨物自動車運送事業や利用運送事業に関する指導、調査、研究などさまざまな事業を行っています。しかし、従来のアナログな業務処理により、書類のやり取りや手作業でのデータ入力に多くの時間と手間がかかっていました。トラック物流業界は日本の社会と経済を支える重要なインフラに位置付けられており、「物流の2024年問題」への対応も迫られる中、IT/DX化による業務効率化が喫緊の課題となっていました。
シナジーマーケティングは、2000年の創業以来、デジタルマーケティング分野で豊富な実績を築いてきました。その中核となるCRMシステム「Synergy!」は、会員情報を一元管理し、メール配信やアンケートなど、さまざまなコミュニケーションを効率化するソリューションです。例えば、新制度の案内を迅速に行ったり、会員へのアンケート調査を効率的に実施できます。
兵ト協は、この度「Synergy!」を導入し、IT/DX化の第一歩を踏み出しました。本システムの導入により、会員とのコミュニケーションを円滑化し、人手不足解消や働き方改革に貢献することで、業界全体の競争力強化を目指します。シナジーマーケティングは、Synergy!の運用サポートにくわえ、デジタルマーケティング領域における20年以上の経験とノウハウを活かし、兵ト協のさらなる発展を支援してまいります。
※1 CRM とは、Customer Relationship Management の略で、日本語では「顧客関係管理」と訳されます。企業が顧客との関係を構築し、維持・向上させるためのシステムや手法の総称です。顧客情報の一元管理、営業活動の効率化、顧客満足度の向上などが主な目的です。
主な運用内容と業務効率の改善が期待される項目
会員企業情報の一元化
会員情報をSynergy!に一元化し、迅速で最適な情報提供やステータス管理の実現に向けた基盤づくり
会員や協会支部間のコミュニケーション業務の効率化・自動化
Synergy!のメール機能を活用し、FAXや電話対応などの作業をデジタル化。会員企業のニーズに応じた研修、助成金、イベント等の情報を的確に配信し作業効率を向上
会員ステータスの管理とサービスの向上
専用フォームでセミナーやイベント受付を実施。参加履歴や回答内容もデータベース化し、関心の高いテーマや適切なタイミングでの案内を実現。また、同フォームで参加会員アンケートを実施し、サービスの向上に繋げる
業界の発展への寄与
協会全体でDXを進めることで、会員企業に対してDXの事例を示し、普及を後押しする。また、CRM導入に伴うデータ管理のセキュリティ強化を行い、情報漏えいリスクを低減。個人情報保護法や関連規制への対応を徹底することで、協会と会員企業の信頼性を向上
兵ト協が展開する事業のうち、特に次の項目に対する支部間や法人会員との各種連絡業務の改善を目指します。
貨物自動車運送事業、並びに利用運送事業に関する指導、調査及び研究
前各号に揚げた事業を行うため、必要な研究、講演及び講習会等の開催
会員相互の連絡協調をはかる施策
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