トラック台数削減や積載率向上、温室効果ガス排出削減目指す
丸全昭和運輸は1月17日、スイスの農業化学大手シンジェンタの日本法人シンジェンタジャパン、三井化学グループで農薬の開発などを手掛ける三井化学クロップ&ライフソリューションの両社と、農薬製品の共同配送に向け検討を開始したと発表した。
丸全昭和運輸はシンジェンタジャパン、三井化学クロップ&ライフソリューションの製品保管・物流拠点運営を担っている。共通の納品先が多いことを生かし、「物流2024年問題」対応を図るため、共同配送に踏み切る。
まずは一部の地域から検討を開始し、効果を検証しながら対象エリアの拡大を順次協議していく予定。工場から拠点倉庫へ、拠点倉庫から各納品先への輸配送の共同化・集約化を通じて、輸送トラック台数の削減や積載率向上、温室効果ガス排出削減を目指す。
(藤原秀行)