コンプライアンス違反企業の倒産動向調査(2024年)
2024年のコンプラ違反倒産 2年連続過去最多の388件 ~「粉飾」倒産が過去最多 コロナ関連の「不正受給」も急増~
SUMMARY
2024年のコンプライアンス違反倒産は388件で、過去最多を記録した。業種別ではサービス業が最多で、違反類型別では粉飾が最も多く、過去最多の95件に達した。粉飾決算による大型倒産や資金流出といった「資金使途不正」も増加し、コンプラ違反倒産は倒産全体の約4%を占めた。2025年に入ってもなおコンプラ違反倒産が散見されており、引き続き増加傾向で推移するとみられる。
■前回は2024年4月22日に発表
注1:「コンプライアンス違反」は、意図的な法令違反や社会規範・倫理に反する行為などを指す。こうした、コンプライアンス違反が取材により判明した企業の倒産を「コンプライアンス違反倒産(コンプラ違反倒産)」(法的整理のみ、負債1000万円以上)と定義
注2:同一企業に複数のコンプライアンス違反がある場合は、主な違反行為で分類
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