広場をヘリ発着拠点に活用、物流施設も開放へ
プロロジスは6月19日、大規模な物流施設開発プロジェクトを進めている兵庫県猪名川町と防災に関する基本協定書を6月18日に締結したと発表した。
同社が先進的な物流施設集積を目指している同町の産業拠点地区で整備する計画の約8000平方メートルの消防防災広場を、災害発生時に消防防災ヘリコプターやドクターヘリの発着場、消防の応援派遣要員の活用拠点や宿営場所として提供する。平常時は消防の訓練場所などとして活用することでも一致している。
併せて、プロロジスの物流施設を災害時に活用拠点として消防や警察、自衛隊などに開放するほか、同社と町が連携して災害訓練を実施。物流施設の入居企業の協力を得て、救援物資の保管・入出庫・配送拠点として用いることもうたっている。
プロロジスは猪名川町でマルチテナント型の物流施設1棟、BTS型4棟を整備する計画で、総延べ床面積は約25万8000平方メートルを見込む。2021年の春から夏にかけて第1棟が完成する予定だ。
協定に締結したプロロジスの山田御酒社長(左)と猪名川町の福田長治町長(プロロジスプレスリリースより引用)
猪名川町での物流施設完成イメージ(プロロジス専用ウェブサイトより引用)
(藤原秀行)