SkyDrive、インドのプライベートジェット運航会社から「空飛ぶクルマ」50機のプレオーダー受注

SkyDrive、インドのプライベートジェット運航会社から「空飛ぶクルマ」50機のプレオーダー受注

早期の社会実装目指す、まずグジャラート州からスタート

「空飛ぶクルマ」の開発やドローン関連サービスの運営を手掛けるSkyDriveは1月28日、インド最大級のプライベートジェット運航会社JetSetGo Aviation Services(ジェットセットゴー・アビエーション・サービシーズ、JetSetGo)と、グジャラート州を手始めにインド全土で空飛ぶクルマの事業展開を検討する業務提携を締結したと発表した。

両社はSkyDriveの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」50機のプレオーダー(一般発売に先駆けた購入申し込み))で合意した。SkyDriveとスズキと2022年に締結した事業・技術連携に関する協定に基づき、スズキの協力を得て実現したという。

 
 

両社は空飛ぶクルマの社会実装を目指し、まずはグジャラート州の中心都市であるアーメダバード市とその都市圏エリアを起点として、ユースケース開発の可能性を探る。その後、グジャラート州内の他地域への展開を進め、将来はインド全土への拡大を図る。

SkyDriiveは空飛ぶクルマの事業化を目指し、2022年からインド市場開拓とユースケース開発を進めてきた。24年1月にはグジャラート州政府と戦略パートナーシップを締結し、モビリティ排出ガスや都市渋滞などインドでの社会課題解決を支援する構えを見せている。

JetSetGoは「SKYDRIVE」50機のプレオーダーを通じて、効率的で環境に優しい移動手段を提供し、次世代の空の移動の新たなスタンダード形成を目指す。


インド都市部を移動する「SKYDRIVE」のイメージ(SkyDrive提供)

(藤原秀行)

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