小型機体用いたソリューション開発など想定
Liberaware(リベラウェア)とKDDIスマートドローンの両社は1月30日、中長期的かつ相互補完的な事業連携を通じたドローンの社会実装を目的とした業務協定に関する覚書(MoU)を同日付で締結したと発表した。
(両社提供)
Liberawareは、ドローンの製造・開発・販売、ソリューション提供、デジタルツイン技術などの知見やノウハウを有しており、KDDIスマートドローンは、ドローンソリューションの提供、販売代理店業務、スクール運営に関する知見やノウハウに加え、運航管理システム・通信・データ管理/解析に関する技術を備えている。
両社の強みを組み合わせ、ドローンの社会実装を後押しし、ドローン関連事業の競争力強化と規模拡大を図る。
具体策として、Liberaware製小型ドローン「IBIS」を用いた点検などのソリューションの開発・展開、KDDIスマートドローンによるIBISの代理店販売業務や操縦スクールの運営、鉄道・建設現場といった特定業界向けドローンソリューションの構築などを想定している。
KDDIスマートドローンは、社内でIBISの操縦者育成を進め、IBISを活用したソリューション提供が可能な体制を構築している。今春には、KDDIスマートドローンの運営するKDDIスマートドローンアカデミーの一部で、IBISの操縦指導カリキュラムを開始する予定。
将来はドローン・デジタルツイン・運航管理・通信技術を融合し、ドローンによるデータ取得から、データの管理・解析までを一気通貫で行う、業界特化型ソリューションの構築を目指す。
(藤原秀行)