「全体の収益力底上げ」と指摘
格付投資情報センター(R&I)は1月31日、ダイフクの社債発行主体としての債務履行能力を評価する発行体格付けを「シングルA」から「シングルA+」に引き上げたと発表した。
格付けの方向性は「ポジティブ」から「安定的」に変更した。
R&Iは引き上げの理由として「生産性向上やコストダウン、不採算案件の抑制といった取り組みにより、クリーンルーム事業を筆頭に各事業の収益性が回復・改善し全体の収益力が底上げされた」と指摘。
「運転資本負担が比較的重く、設備投資や事業投資にも積極的だが、厚みのある利益・キャッシュフローを支えに、強固な財務基盤は維持できよう」とのみ見方を示した。
CP(コマーシャルペーパー)の格付けは「a-1」で据え置いた。
(藤原秀行)